WordPressを導入したら、すぐに記事を書いたりデザインをカスタマイズしたりしたくなりますよね。しかし、その前にやっておくべき重要なことがあります。
それが セキュリティ対策 です。
WordPressは世界中で使われている人気のCMSですが、その分 攻撃の対象になりやすい というリスクもあります。初期設定のまま使っていると、不正アクセスやデータ改ざん、スパム投稿などの被害を受ける可能性が高まります。
この記事では、 WordPressをインストールした直後にやるべき基本的なセキュリティ対策 を、初心者でも実践できるようにわかりやすく解説します。あなたの大切なサイトを守るために、ぜひ参考にしてください!
WordPress導入後やるべきセキュリティ対策
WordPress導入後やるべきセキュリティ対策は以下4つになります。
プラグイン「SiteGuard」の導入
WordPressの初期設定ログインURLは以下のとおりです。
ログイン画面:https://domain/wp-login.php
管理画面 :https://domain/wp-admin
つまり、ドメインを見れば管理画面のURLが簡単に分かってしまいます。
悪意あるユーザーに知られてしまった場合、以下のようなリスクがあります。
これらのリスクを軽減するために、SiteGuardを導入しましょう!
SiteGuardを導入することで以下のメリットがあります。
それでは早速、SiteGuardを導入していきましょう!
- Step1WordPress管理画面を開く
- Step2SiteGuardのインストール | インストール画面を開く
サイドメニュー「プラグイン」>「新規プラグインを追加」をクリック
- Step3SiteGuardのインストール | インストール + 有効化
プラグインの検索に「SiteGuard」を検索
「SiteGuard」を「今すぐインストール」>「有効化」これでインストールは完了です
- Step4SiteGuardの設定 | ダッシュボードを開く
サイドメニュー「SiteGuard」をクリック
必要なものが有効になっているか確認する(基本的に初期設定のままでOK)ログインページに関わる「ログインページ変更」と「画像認証」の設定を行う
- Step5SiteGuardの設定 | ログインページ変更
サイドメニュー「ログインページ変更」をクリック
ログインページのURLを変更 + チェックボックスをONにして「変更を保存」をクリック※設定したログインページのURLはブックマークしておきましょう!
忘れるとログインできなくなります - Step6SiteGuardの設定 | 画像認証
サイドメニュー「画像認証」をクリック
「ログインページ」項目で「ひらがな」or「英数字」を選択して、「変更を保存」をクリック - Step7ログイン画面確認
ログイン画面が以下のようになっていれば設定完了です!
WAF設定
WAFとは、Web Application Firewall(ウェブアプリケーションファイアウォール) の略です。
簡単に言うと、Webサイトを攻撃から守るための壁のようなものです。
普通のファイアウォールが「サーバー」や「ネットワーク」を守るのに対して、WAFは特にWebサイト(アプリケーション)に対する攻撃を防ぐことに特化しています。
WAFは以下のような攻撃から守ってくれます。
こういった攻撃は、WordPressをはじめとするCMS(コンテンツ管理システム)を使ったサイトが特に狙われやすいため、WAFの導入は非常に重要です。
WAFを導入することで以下のようなメリットがあります。
レンタルサーバー「X Server」では、無料でWAFを利用できます!
それでは設定していきましょう。
- Step1XServerサーバーパネルを開く
- Step2WAF設定画面を開く
サイドメニュー「セキュリティ」>「WAF設定」をクリック
- Step3WAF設定状況トグルをONにする
トグルをONにした後、反映まで時間がかかります。(画面のSSL設定状況のトグル横に”反映待ち”と表示される)
添付画像の状態になれば反映完了です。
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SSL設定
SSL設定については、以下の記事で紹介しています。
迷惑メール対策「reCAPTCHA」の導入
reCAPTCHAとは、Googleが提供しているスパムやボットによる不正アクセスを防ぐための仕組みです。
お問い合わせフォームやコメント欄を使って、スパムメッセージや悪質な広告リンクを送ってくる「自動プログラム(ボット)」をブロックするために使用します。
reCAPTCHAを導入することで以下のメリットがあります。
WordPressでお問い合わせフォームを作成する際に使用するプラグイン「Contact Form 7」と連携することで、reCAPTCHAを簡単に導入することができます。
サイトの運営を安心して続けるためにも、reCAPTCHAは早めに設定しておきたいセキュリティ対策のひとつです。
それでは早速、導入していきましょう!
※プラグイン「Contact Form 7」が導入されている前提の手順になります。
- Step1reCAPTCHA設定 | 登録画面を開く
- Step2reCAPTCHA設定 | 登録フォームを入力する
ラベル:「任意の名前」を入力(サイトが特定できる名前)
reCAPTCHAタイプ:スコアベース(v3)を選択
ドメイン:reCAPTCHAを導入するドメインを入力入力後、「送信」ボタンをクリック
- Step3reCAPTCHA設定 | サイトキー / シークレットキーをコピーする
サイトキー / シークレットキーをコピーして退避させておく
- Step4WordPress設定 | WordPress管理画面を開く
- Step5WordPress設定 | reCAPTCHA連携画面を開く
サイドメニュー「お問い合わせ」>「インテグレーション」>reCAPTCHAカード「インテグレーションをセットアップ」をクリック
- Step6WordPress設定 | reCAPTCHA連携を行う
Step3でコピーしたサイトキー / シークレットキーを貼り付けて、「変更を保存」をクリック
- Step7問い合わせ画面確認
問い合わせ画面右下に赤枠のマークが出ていれば設定完了です!
まとめ
この記事で紹介したセキュリティ対策は、サイトを立ち上げた直後に必ず設定しましょう!
どれも数分〜数十分で導入できる対策ばかりですが、サイトの安全性を大きく高めてくれます。
セキュリティ対策は「後でやろう」ではなく、”今すぐやる”のが一番のセキュリティ対策です。
他にも運営するサイトによっては、もっとやるべきセキュリティ対策があります。
これから安心してWordPressを運営していくためにも、セキュリティ対策について知識を深めていきましょう!
セキュリティ対策について学びたい場合、以下の本がオススメです。


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